TRAINING

技術研修制度

技術を未来へ ―
外国人研修生・若手職人の育成体制

内装技研では、次世代の職人育成を重要な使命と捉え、外国人研修生および若手職人を対象とした充実の研修制度を整えています。
東京都足立区と埼玉県川口市に設置された社員寮兼研修センターでは、居住と学びの環境を一体化。
生活の安定を支えながら、集中して技能を磨ける環境を提供しています。
研修では、軽鉄下地工事・ボード工事・床仕上げ工事など、内装技研の基幹業務を実技・座学の両面から体系的に学習。
また、安全衛生教育にも力を入れ、すべての作業に「安全第一」の意識を根付かせています。
言語や文化の壁を越え、職人一人ひとりが誇りを持って成長できるよう、ベテラン職人が技術と心得を丁寧に指導。
70年にわたり培った技術と信頼を、確実に次の世代へとつないでいきます。

実技による技術習得

実際の作業に即したカリキュラムを組むことで、「若手職人」や「外国人労働者」は技術を単に学ぶのではなく、実践的な経験を通じてそのスキルを身につけます。例えば、軽鉄下地工事では、基礎から応用までの工程をすべて体験し、現場で求められるスピードと精度を求められる中で、技術の確立を目指します。ボード工事や床仕上げ工事においても、基礎的な取り扱いから、仕上がりの美しさまでを求められる高い技術を徹底的に指導しています。

座学による理論の深化

座学では、現場作業に必要な知識を深く理解することを目的として、各工事に関連する理論的な基礎を学びます。これは、職人が現場で直面するさまざまな課題に対して、冷静に判断し、最適な方法を選択できる能力を養うためです。また、資材の選定や施工順序、工法に至るまで、内装技研が誇る「確かな技術力」を支える理論的根拠をしっかりと学びます。

安全教育の徹底

内装技研は、技術と同じくらい「安全」を重視しています。研修プログラム内では、定期的に安全教育を行い、「若手職人」や「外国人労働者」が現場でのリスクを理解し、適切に対応できる力を養うことを目指しています。例えば、過去の現場で発生した事故事例をもとにしたディスカッションを通じて、研修生が事故の原因を深掘り、リスクを予測・回避する力を身につけることができます。加えて、実際の作業中における安全確認のプロセスや、危険箇所の特定方法、正しい作業手順についても細かく指導しています。

社内外の連携で築く「安全第一」の文化

また、安全教育には、定期的な現場でのパトロールや、外部講師を招いた特別講習も取り入れています。これにより、「若手職人」や「外国人労働者」を含むすべての社員が常に最新の安全情報を持ち続け、業務に活かせるようにしています。さらに、現場でのコミュニケーション能力を高め、作業員全員が協力して安全意識を高め合う風土を育んでいます。

資格取得支援

登録内装仕上工事基幹技能者の合宿研修も、内装技研における研修プログラムの重要な一環として位置づけられています。この研修は、将来的に現場の責任者やリーダーとして活躍することが期待される職人を対象に実施されるもので、単なる技術習得にとどまらず、マネジメント能力や安全管理、品質管理など、現場を統括するために必要な幅広い知識とスキルを総合的に育成することを目的としています。
また、技術センターでは「内装仕上げ一級技能検定」の対策にも力を入れており、実技練習や模擬試験を通じて受験者のスキルを磨き、合格率の向上を実現しています。こうした取り組みにより、内装技研は現場の未来を支える優れた人材の育成に継続的に取り組んでいます。

外国人労働者採用の取り組み

信頼と安心の外国人労働者受け入れ体制

内装技研では、労働力不足が深刻化する建設業界の課題に対し、外国人労働者の積極的な採用と育成に取り組んでいます。
単なる人材確保としてではなく、将来を担う戦力として、日本の内装工事の技術と文化をしっかりと学び、活躍できる環境づくりを目指しています。

厳選された採用プロセス

採用にあたっては、信頼できる外国人技能実習・特定技能の専門機関を通じて、現地の候補者を選定。内装技研と協力会社の担当者が現地に赴き、直接面接を行います。面接では、人物重視の丁寧なヒアリングを実施し、働く意欲や誠実さを見極めた上で採用を判断。不審な点があれば無理に採用を進めず、「信頼できる仲間」として迎えるための厳正な審査を通じて、質の高い人材のみを受け入れています。

協力会社と連携した雇用体制

内装技研では、外国人労働者を直接雇用せず、協力会社と連携した受け入れ体制を採用しています。現地面接には、実際に雇用する協力会社の代表者も同席し、採用後はその会社で適切な指導と現場経験を積む仕組みとなっています。

来日前の準備と研修

外国人労働者は来日前に、専門機関にて日本語の基礎学習に加え、日本の生活ルールやマナー、安全意識に関する研修を受講。来日後の職場や生活にスムーズに適応できるよう、事前準備にも力を入れています。

生活環境と継続的な支援体制

来日後は、内装技研が用意した社員寮に入居し、安心して生活をスタートできる環境を提供。生活面での支援も行いながら、安定した日常をサポートしています。また、研修センターを併設し、技術習得、資格取得、安全教育まで段階的に学べる環境を整備。個々のスキルアップを継続的に支援しています。

多様な人材と共に未来を築く。

国籍を越え、「共に働き、共に成長できる仲間」として、外国人労働者を大切に育てる。
それが内装技研の基本姿勢です。今後も“安心・信頼・技術”を軸に、多様な人材とともに内装業界の未来を築いていきます。